カットした玉をつくるには。

本日は「カットした玉」と呼んでいるとんぼ玉の制作過程を少しご紹介です。

いきなりなんですが、いつも「カットした玉」と呼んでいますがウイ〜ンと切断しているわけではなく、ガリガリガリ〜と削って成形しています。
正確には「研磨した玉です。」(笑)

 

それでは、制作過程を。

まず、ベースとなる玉にアタリ線をつけます。

治具を使えるわけではなく、指先の感覚だよりなので、あっさりとしたもんです。

 

そして、丹精込めて制作した玉を、これからグアーっと削っていくので

深呼吸と心の準備。(~_~)

 

ここからは後戻りできない作業工程になります。

 

 

これが、研磨するマシーンです。
取り付けたダイヤモンドホイールがぐるぐる回転、上部のノズルから冷却用の水が出ます。

中央の番号は粒度を表しています。
面あたりの砥粒の数で面精度を示しているので、少ないほうが荒く、多い方が細かいです。

 

そして、水をじゃ〜っと出しながら、いよいよ削ります。

#120 は粗削り。
だいたいのところまで成形。

指先で挟んで、一つの面は一息に削ります。

違う面ができてしまうので、やり直しはできません。

 

番数を少し上げて、#400 の円盤で、形を整えながら削り痕を綺麗にしていきます。

 

この辺りから水があまりにも冷たくて感覚が無くなってきました〜。(泣)

つるっと滑らすと、ガラス面はキズだらけになってしまい強制終了になってしまいます。

指先に気合を再注入して乗り切ります。

 

だいたいの形はできました。(^-^)

 

 

こちらは、削り傷を消すための円盤です。

これも、水をじゃ〜と出しながら研いでいきます。

 

まっ白だった削り痕が、曇りガラスのように綺麗になってきているのがわかりますでしょうか?

作業工程としては、最終段階前まできました〜。

 

ここから最後の工程、磨いて磨いて研磨面を光らせます。

この白い円盤の上に歯磨き粉のようなガラス用研磨剤をたっぷり塗布して、ぬるぬるの中に光らせたい面を押し付けて磨いていきます。

研磨剤まみれで、磨き面が見えない状態に苦心しながらも、ひとつひとつの面を仕上げていきます。

ぴかりん具合を確認するためには、一度洗浄してふきふきしないと確認できないので、実はこの作業工程が一番時間がかかったりします。

 

そして、あの削り痕がピカピカに磨き上がると完成です。

 

エッジの立った、面と面の境界で光の屈折がおこるカットした玉が、出来上がりました。

なぜでしょう〜?
研磨、大好きなんです〜。(●^o^●)